Visual Basic 6が未だに生き残っている理由
2012年6月12日 17:40
taraiok 曰く、 Microsoftは、MSDN MagazineのコラムにVisual Basic 6(VB6)のサポート期間を5年間延長する主旨の内容を掲載した。開発ツール自体はもうサポート対象外ではあるが、Windows 8でもVB6のランタイムが搭載され、引き続きVB6で開発されたアプリケーションは実行できる(MSDN Magazine編集後記、MSDN Magazineコラム、本家/.)。
VB6が最初に出荷されたのは1998年であり、すでに14年が経過している。MSDN MagazineのコラムニストDavid Platt氏は、代替となる「Visual Basic.NET」が登場して10年が経過しているが、それでもVB6がここまでサポートされるほどの長寿命となったのは、シンプルな構造だったからだと説明する。
VB6は複雑なものは作れないが、経験の少ないプログラマでもできるだけ短時間で開発を可能にすることを主眼にしていた。Platt氏によると、VB6に対する経験則は「10分以内に作れないなら、それはできないものだ」と言うレベルものだった。しかし、多くのプログラマは高度な機能を扱える戦闘機のようなVisual Basic.NETよりも、バスのようなVB6に満足し、たくさんのコードを世に送り出した。
Platt氏は、「ビールを賭けてもいい。MicrosoftはWindowsが9や10になってもVisual Basic 6サポートしなければならないだろう」とコラムをまとめている。
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