クローズドソースの有害性を評価する

2012年6月12日 10:50

 danceman 曰く、

 「オープンソース」という言葉を作った Eric Raymond 氏が、クローズドソースソフトウェアを起動することの有害性を 4 つのキーワードを用いて説明している (Eric Raymond 氏のブログ記事本家 /. 記事より) 。

 クローズドソースの最大の問題は「信頼性の害」であり、オープンソースと比べてエンジニアリングに乏しいことを挙げている。また必要に応じて自在に修正を加えることができないとし、「ハッキングできないことの害」と呼んでいる。3 つめの問題に「企業の害」を挙げ、ユーザーはソフトウェアの中を調べたり修正する権利を持たないため、ベンダとアンバランスな力関係に置かれているとしている。4 つめの問題として、ユーザーを囲い込むためにシステムを独自仕様にするといった「ロックインの害」があるとのこと。

 氏は、こういった害を減らすためにクローズドソースに対抗するべきだとしながらも、もしオープンソースで他の選択肢を見つけることが出来ない場合には、オープンソースに執着しないでもいいという見解を示している。氏はオープンソースの第一人者であるため、何が何でもオープンソースに拘ると思われていることに反発を覚えるようだ。「例えば不整脈があるとして、オープンソースファームウェアのペースメーカーを入手できないからといってペースメーカーの着用を拒むべきかって? そんな馬鹿な話はない」と述べている。

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