【銘柄診断】任天堂は下値硬直性に着目した個人投資家の買いが流入、底入れも

2012年6月11日 21:27

  任天堂 <7974> (大1)は2月27日の1万3000円、3月22日の1万3120円でダブルトップを形成、以後調整に入っていたが、5月24日の8700円、6月8日の8720円でダブルボトムを打ち、底入れの気配が強まってきた。2007年11月の7万3200円から長い整理をくぐり抜け、浮上への波動転換を探る動きと思われる。

  全般相場が波乱に陥る中、下値硬直性を発揮しつつある同社に個人投資家の見直し買いが着実に増えている。前2012年3月期の373億円の営業損失から一転、今2013年3月期は営業利益350億円の大幅増益が見込まれている。

  「3DS」ハードの逆ザヤ解消・採算改善などが好業績の要因。「WiiU」(2012年年末発売予定)が好調なスタートを切るようだと、株価にも強いインパクトを与えることが予想される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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