【銘柄診断】大真空は今3月期の大幅業績改善を評価する見直し相場が到来も
2012年6月11日 21:26
大真空 <6962> (大1)は年初来270~320円のボックス内の動きを続けていたが、5月に入り下離れの動きとなってきた。5月16日の208円で大底を打ったかに見えたが、6月に入り売り直され、6月4日には209円と安値に肉薄するなど、まだ値動きに落ち着きは見られない。
タイの洪水被害でパソコン、車載用の水晶デバイスが失速したため、前2012年3月期の営業利益は3億1600万円、前々期比77%の大幅減益に見舞われた。しかし、今2013年3月期は営業利益13億5000万円と、前期比4.3倍の急激な業績回復が見込まれている。
スマートフォンやタブレットPCへ、温度補償水晶発振器や音叉型水晶振動子の新製品を投入、新製品の売上げ増で収益が改善する方向が想定されている。相場全体の地合い悪化から、今3月期の好業績を評価するタイミングがなかったが、次第に見直し人気が回る方向も予想される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
【関連記事・情報】
・【注目の決算発表】クックパッドは6連騰、今期業績続伸予想で下げ過ぎ訂正買いが続く(2012/06/11)
・【注目の決算発表】SUMCOは1Q純益が大幅黒字転換、2Q予想値を上ぶれ急反発(2012/06/11)
・【太陽光発電関連特集3】勢力図も激しく塗り替わる世界の太陽電池セルメーカー(2011/07/21)
・LED照明関連銘柄特集(1)=節電対策の本命!LED照明の需要が急拡大(2011/05/03)