【銘柄診断】マルマエは業態改革の取り組みを本格化、株価再生には時間が必要
2012年6月10日 09:32
マルマエ <6264> (東マ)は5月15日に1万6300円の年初来安値に売り込まれた。5月25日に2万2100円へのリバウンドを見せたがその後は再び下値調べを余儀なくされており、まだ値動きには落ち着きが見られない。
テレビ向けの液晶パネルの需給が悪化し大型液晶パネルの設備投資が停滞していることに加え、中小型液晶タッチパネルや有機ELディスプレイ製造装置の設備投資も一巡し、一時的に停滞傾向にある。
今8月期の営業利益は6000万円(前期500万円)と、小幅ながら黒字基調を継続する見通しだ。事業再生ADR手続の事業再生計画における金融支援策を受けたほか、熊本事業所閉鎖及び人員整理等の施策効果、生産構造改革などで収益状況は順調に推移している。そのため継続企業の前提に関する重要事象はあるが、不確実性は存在しないとの見方を取っている。
基本的に企業再生の道を歩んでいるにしてもまだまだ利益水準は低い。株価の再生にはまだ時間がかかりそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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