【銘柄診断】1stホールディングスはクラウドビジネスに注力、今期も最高益

2012年6月9日 17:49

  1stホールディングス <3644> (JQS)は4月16日に671円の年初来高値に駆け上がった。4月16日に米企業と資本・業務提携を発表、クラウド事業の拡大に期待が高まったことが高値形成の材料。ただ、その後は人気が続かず、結果的に高値時の商い拡大がその後の後遺症となり、足元は安値圏での低迷局面を余儀なくされている。

  ただ、業績は好調。企業のシステム投資の回復を背景に前2012年2月期は営業利益42億100万円と前々期比30%増を達成した。これは過去最高の利益である。続く今2013年2月期も営業利益44億円と、前期比5%増が見込まれ、前期に続いての最高益確保の予想。

  今回の米国企業との資本業務提携による効果で今2月期は前期比11%の増収が見込まれている。中国展開やクラウド(ネット経由型)ビジネスなど新規事業への先行投資を想定することが今2月期微増益にとどまる要因。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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