【銘柄診断】岡本硝子はデジタルシネマ、データプロジェクターなど成長力強い
2012年6月9日 16:20
岡本硝子 <7746> (JQS)は1月24日の186円から整理基調にあった。ただ、それは160円台を下値とする比較的底堅い足取り。それが5月に入りにわかに下値模索を鮮明にする動きに変わってきた。その間、5月11日に今2013年3月期の営業利益が4億1100万円と前々期比5.1倍へ急激に回復する見通しが明らかになったものの、株価の下げに抗しえる材料にはならなかった。
前2012年3月期の営業利益は前々期比90%の大幅な減益に見舞われたが、4半期ベースの営業利益の推移は第4四半期に9600万円の損失に転落しており、そこらあたりが今3月期の好業績を評価するに際しての割引材料となったのかもしれない。
3D映画の人気を受け、デジタルシネマ用映写機の反射鏡の売上げが大きく伸びている。データプロジェクターは、教育分野での利用が拡大を続けており、この用途の反射鏡およびフライアイレンズの需要は、中長期的に拡大する見込み。中期的な成長力を評価する声もある。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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