【銘柄診断】ホシザキ電機は節電関連人気を高めて上場来高値を更新

2012年6月7日 16:48

  ホシザキ電機 <6465> は7日、109円高の2080円まで上げて続急伸して昨年12月につけた上場来高値1990円を更新した。今年5月10日に発表した今12月期第1四半期(1Q)決算が、2ケタ増益と続伸して期初予想の第2四半期(2Q)累計業績に対して高利益進捗率を示したことから、前期と同様の上方修正期待を高めて節電関連人気が続いている。

  1Q業績は、前年同期比5%増収、36%経常増益、37%純益増益となり、2Q累計業績対比の利益進捗率は、62%と目安の50%を超えた。円高の逆風が吹くなか、大幅な省エネを実現した業務用冷蔵庫や製氷機を主要顧客先の外食産業へ拡販するとともに、外食産業以下の新規顧客も開拓、原価低減やIT活用の業務効率化や生産性向上などが寄与した。

  2Q累計・12月通期業績は期初予想に変更はなく、通期純利益は、73億円(前期比1%増)と小幅増益転換を見込んでいる。

  株価は、昨年12月の上場来高値目前で撃退される100円幅の小幅往来相場が続き、1Q好決算から最高値に突き抜けた。投資採算的に割安感はないが、高値追いとともに信用売り残も増加、取組は薄めながら売り長となってきた。猛暑本番を前に節電関連人気の高まりをサポートしよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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