【銘柄診断】高島は連日の高値、固定価格買取制度先取りに売り方の買い戻しがオン
2012年6月7日 13:03
高島 <8007> は7日、25円高の377円まで上げて3日続伸し、連日の年初来高値更新となっている。7月スタートの「再生エネルギーの固定価格買取制度」を先取りして同社の太陽エネルギー関連資材や今3月期の続伸予想を評価する買い物が続いており、株不足で逆日歩のつく信用好需給から売り方の買い戻しも交錯している。
同社の業績は、産業用繊維資材への東日本大震災関連の復旧・復興需要や省エネ照明、電子部品への節電関連需要などの寄与で前期業績を、第2四半期累計業績も含めて合計4回も上方修正、前期純利益は、7億5000万円(前期比92%増)と大きく続伸した。
今期も、太陽光発電システムなどが続伸することなどから増収増益、純利益は、8億円(前期比6%増)を予想、配当も、3.5円(前期実績3円)へ連続増配を予定している。
株価は、今年1月の年初来安値188円からこの好調な業績推移とともに下値を切り上げ、つれて強弱感の対立から信用売り残が、1月の176万株から671万株へ積み上がって、信用残が日々公表されるなど、一段の信用取引規制が懸念されるほどの好需給となった。1月安値の絶対期日の5カ月目と売り方が厳しい状況となっており、買取制度の施行とともに思惑を強め一段の上値を試そう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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