【銘柄診断】オリンパスは大底を確認済みの波動に注目、波乱の中で脚光再び
2012年6月6日 11:26
オリンパス <7733> の底堅さが際立ってきた。全般相場が波乱の度合いを強めるほどに、昨年11月11日に424円という、破産さえ意識された急落相場を体験した下値不安の乏しさに注目度が高まっている。実際、ここへきて個人投資家の買いが積極的に流入しており、出直り相場への背景が整ったと思われる。
肝心の業績もあれだけの大激震がありながらも前2012年3月期の営業利益は355億1800万円と前々期比7%減にとどまった。新経営陣の元で次期業績見通しの作業途上ということで、今2013年3月期の見通しについては未公表だが、コアの医療事業で新製品を投入、成長を目指すという会社側の発言もあり、アナリスト筋の間では今期の大幅増益を想定する声が強い。
資本提携先についても今月中に決定の方向にあり、真のグローバル医療機器銘柄へと変貌を遂げる可能性が強い。2月23日の1473円の高値を抜くと一気に値を飛ばす方向が予想される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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