【銘柄診断】東洋鋼鈑は今3月期の業績急回復を見込む、PER0.3倍は割安

2012年6月5日 21:31

  東洋鋼鈑 <5453> は6月4日に250円と想定外の安値に売り込まれたが、これは明らかに売られ過ぎの水準と思われる。前2012年3月期こそ営業利益39億2600万円と前々期比44%減へ沈んだが、今2013年3月期は営業利益61億円と前期比55%増へ急回復を果たす見込み。

  主力の鋼板関連事業は、国内需要低迷や急激な円高による輸入材の増加など、厳しい状況に置かれているが、人的資源や設備の有効活用を進めることにより、品質、価格両面で国際的に競争力のある製品作りを進める。

  また、2013年をめどにがんの診断や薬成分の有効性の確認などに使うDNAチップ事業に参入することが明らかになるなど、新規事業創出も積極化する。PBRはわずか0.3倍と安過ぎる水準にまで低下してきた。自立反発相場入りは時間の問題と言えそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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