【銘柄診断】アイダエンジニアリングは受注好調、本格出直りへ瀬踏みを開始
2012年6月5日 09:33
アイダエンジニアリング <6118> は3月27日の高値496円から調整局面にあったが、5月15日の404円で底打ちとなり、以後出直り機運を強めている。業績好調への評価が高い。国内向けでは高採算の高速精密プレス機械が自動車関連向けに伸び、海外向けでは米国および東南アジア向けが大幅に増加。
前2012年3月期は営業利益22億2100万円と前期比52%の大幅増益を達成した。その上で今2013年3月期も営業利益30億円と前期比35%増の高い増益率が見込まれている。前3月期の受注高は362億円と前々期比19%増を確保しており、順調なスタートは確実視されるところ。3月27日の高値496円はそこらあたりを積極的に評価したものと思われる。
前3月期は期中に2回上方修正を行い、最終的にはさらに上振れて着地するなど、同社は慎重予想でスタートしその後上積みを行う傾向が強い。実際の好業績発表の後、株価は調整を入れ、そこから出直ってきたのは、そうした先行きへの期待感が頭をもたげ始めたから。本格出直りへの瀬踏み開始のニュアンスだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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