Apple、「iOSセキュリティガイド」をリリース

2012年6月4日 15:10

danceman 曰く、 Appleが先週、「iOSセキュリティガイド」というドキュメントを公開した。iOSのシステムアーキテクチャ、暗号化によるデータ保護、ネットワークセキュリティについて記述されているもので、AppleがiOSのセキュリティーアーキテクチャおよび機能に関する情報を公開するのはこれが初めて(本家/.Threat Post記事)。

 このドキュメントではいままで言及されていなかったASLR(アドレス空間配置のランダム化)についても詳しく説明しているそうだ。iOS標準のアプリは起動時にメモリ領域アドレスがランダム化されるようになっており、またサードパーティーのプログラムについても、iOSアプリの統合開発環境であるXcodeが自動的にASLRサポートを有効にしてコンパイルするとのこと。

 同ガイドを読んだところで新たな情報を得ることはほとんどなさそうだが、いままで公表されていなかったiOSのセキュリティについて、Appleがセキュリティガイドという形で情報公開したのは重要なことかもしれない。

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