【銘柄診断】ファナックは一時の減速懸念が解消に向かう、出直り相場入りが有力

2012年6月2日 08:43

  ファナック <6954> は5月18日の1万2860円をボトムに出直り相場入りの兆しを強めてきている。

  3月19日の高値1万5630円から調整に入ったのは中国経済の成長減速懸念の台頭、それにアナリストの格付けの引き下げが要因。事実、前2012年3月期の営業利益は2218億円(前々期1897億円)と最高利益ではあったが、従前の計画には142億円届かなかった。そして今2013年3月期についても営業利益1130億円と前期比3%減の見込み。

  ロボマシン部門の好調が続いたが、FAやロボット部門が前3月期第4四半期から減速傾向にあるため。そうした中で、コンピューター数値制御(NC)装置の生産能力を2012年中に3割増やすほか、中国の上海総合指数もここ出直り機運を強めてきており、環境は一時に比べ好転度合いを強めている。

  ここへきて個人投資家の買いも目立ち始めており、さらなる戻りを指向する方向が予想される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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