【銘柄診断】コナカは急反落もスーパークールビズ開始で最高純益・連続増配に見直し余地
2012年6月1日 15:58
コナカ <7494> は1日、後場にこの日の安値まで売られ65円安の1075円まで下げて急反落した。5月29日につけた年初来高値1160円を前に利益確定売りが先行したが、きょう1日に環境省でスーパークールビズがスタートしており、同社の今9月期業績も、今年5月11日に上方修正され、11期ぶりの過去最高純利益更新の更新幅を拡大して、連続増配幅も拡大することから、目先売り一巡後には再度、割安修正に発進する展開も想定される。
同社の9月期業績は、「就活Vフェア」、「フレッシャーズVフェア」などのキャンペーンで若年層の顧客を開拓、蓄熱保温効果の「ウォームスーツ」や機能性アンダーウェア「ホットムーズ」、主力の「シャワークリーンスーツ」などが販売点数を伸ばし、スーツを中心にビジネスアイテムなどの販売が好調に推移したことから、第2四半期(2Q)累計業績に続いて上方修正され、純利益は、期初予想の30億3700万円が50億3700万円(前期比6.3倍)に引き上げられ、2001年3月期の過去最高(23億700万円)を大きく更新する。
配当は、前期に7円として復配し、今期は10円へ増配を予定していたが、業績上方修正で20円と増配幅を拡大する。
株価は、2Q累計業績増額では材料出尽くし感が強まりいったん810円まで下ぶれたが、通期業績増額・増配で年初来高値まで短期4割高した。PERはなお6倍台、PBRも1倍割れと割安であり、売り長で逆日歩のつく信用好需給もサポートしよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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