【銘柄診断】丸紅は高利回り狙いの個人投資家の買いが膨らむ、PERも超割安
2012年6月1日 09:12
丸紅 <8002> は3月19日の高値647円から直線的な下げを演じているが、配当利回りが4.8%にアップしてきたことで、ここ数日来、俄然個人投資家の買いがボリュームアップしてきた。
業績も順調で前2012年3月期の26%の純利益増益に続いて、今2013年3月期も純利益は2000億円と16%増益が想定されている。この結果、PERはわずか4.3倍となり、PBRも1倍と低水準だ。個人投資家の買い対象としては抜群の存在である。
電力や紙・パルプ、穀物トレード、銅に強みを持ち、エネルギー依存が強い商社株の中でバランスの取れた収益構成が特色。特に食糧部門への積極的な投資が目立ち、中国の飼料最大手企業との提携、米穀物大手の買収など、穀物メジャーへの道を歩んでいる点がアナリスト筋の高い評価を呼び込んでいる。底打ち、反転相場入りはそう遠くないうちに訪れそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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