震災被災により1222世帯が生活保護
2012年5月31日 11:00
東日本大震災に伴う被災者からの申請に基づく生活保護受給世帯は4月に29世帯が加わり、震災発生からの累計で生活保護開始世帯は1222世帯になったことが厚生労働省のまとめで分かった。
それによると、震災被災者からの4月の生活保護相談件数は123件で、震災発生からの累計では4612件となった。
生活保護の申請件数は4月に57件あり、累計では1757件。このうち29世帯で生活保護が開始された。29世帯の内訳をみると福島県が13件で最も多く、次いで宮城県(12件)、岩手県(3件)、茨城県(1件)だった。
29世帯のうち、9世帯は障害・疾病者世帯で、5世帯が高齢者世帯、3世帯が母子世帯、12世帯がそのほかの世帯だった。また住居別では21世帯が賃貸住宅、5世帯は仮設住宅、3世帯は医療機関に入院などだった。