ITエンジニア派遣の「人月0円セール」が行われている?

2012年5月30日 19:27

あるAnonymous Coward 曰く、 システム開発に携わるクロノス山本大氏のblogによると、関西方面を中心に、新人ITエンジニアを集め無料で送り込むという派遣型ビジネスモデルが台頭しているという。

 記事によれば、地方で何十人もの若者を集め、集めた新人たちを無料でいろいろなプロジェクトに派遣、そのうち数名でも生き残って定期的な売り上げとなればよい、という携帯の無料キャンペーンのようなビジネスモデルだという。これらの若者は月勤務200時間超で年収250万円程度といった低賃金長時間労働を強いられており、この影響で関西ではSEの単価が平均10万円は暴落しているとのこと。

 これまでもホワイトカラーエグゼンプション絡みの話題で、企業は労働者使い放題プランを求めていると揶揄されることはあったが、規制解除を待つこともなく、こうしたビジネスモデルが現実のものとなろうとしているのだろうか?

 スラッシュドットのコメントを読む | 日本 | ビジネス | お金

 関連ストーリー:
改正労働者派遣法が成立、マージン率公開を義務付け 2012年03月29日
トヨタの伊地知専務曰く「若い人たちに時間を気にしないで働いてもらう制度が必要」 2011年08月05日
プログラマに対するひどい指示・ルールについて語ろう 2010年08月17日
デスマーチからの脱出方法は? 2009年09月11日

 

関連記事

最新記事