トヨタ、岐阜県に車両修理技術の育成・研究・開発を目的とした新施設を建設
2012年5月30日 12:52
トヨタ自動車は30日、販売店サービススタッフの車両修理技術の向上・育成や、修理技術の研究・開発を目的として建設する新施設「多治見サービスセンター」の地鎮祭を、本日、同施設建設予定地(岐阜県多治見市 多治見山吹テクノパーク)で実施したと発表した。2012年6月に着工し、2013年7月に完成する予定。
近年の車両技術の高度化により、サービススタッフには修理技術の更なる向上が必要となってきており、また、市場拡大が今後も見込まれる新興国についてはサービススタッフの早期育成も求められている。さらに、販売店での対応が難しい修理について修理支援機能の強化を図るとともに、修理技術の研究・開発と、修理しやすい車両構造の実現に向けた設計・製造への提言も必要となってきている。このような環境変化に対応するため、トヨタは、日進研修センターで取り組んでいたサービス技術に関する人材育成・研究開発の更なる充実と施設の拡充を目的として、今回新たな施設を建設する。
今回建設する「多治見サービスセンター」は、主に研修棟と走行確認路で構成され、研修棟では国内・海外の販売店サービススタッフの教育・技術力向上を目指し、実践的な研修を実施する。また、走行確認路では、実際に車両走行を行うことで車両の特性を体感し、修理技術を体得するとともに、迅速かつ適切な修理支援を提供することを目指す。