【銘柄診断】まんだらけはweb販売で販路の拡大を図る、海外のニーズは強い

2012年5月30日 06:08

  まんだらけ <2652> (東マ)は4月4日の年初来高値1135円から調整入りとなり、5月15日の970円で底打ち、そこからの出直り局面を迎えている。

  出直りへの材料となったのは好調な業績。今2012年9月期の3月中間決算は営業利益が従来予想の2億8500万円を上回る3億4400万円(前年同期3億9800万円)に達した。

  同社は、まんが専門の古本店「まんだらけ」を経営している。国内の、まんがの中古書籍のほか、まんがやアニメーションに関する商品、玩具、同人誌などの仕入・販売を行っている。アニメの枠を超えた複合メディア展開によりアニメは世界的に需要が順調で、国内でも消費者の低価格志向から古本へのニーズが高まっている。

  販売はこれまでの店舗中心からweb通信販売での売上げ拡大を図る方針を打ち出した。特に海外コレクターの日本のアニメーションへの評価は高く、関連商品の販売を中心に着実に伸びている。そのため、全世界に向けた販売体制の整備、強化を目指す。ただ業績はここ3期ほどは基調的には横ばいで推移しており、そうした状況を打破できないと、株価の大きな伸びも期待しにくいようだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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