【銘柄診断】牧野フライス製作所は高値から35%の下げを記録、底値圏に到達

2012年5月25日 09:24

  牧野フライス製作所 <6135> は1月10日の安値453円に肉薄する水準にまで売り込まれている。

  前2012年3月期は営業利益58億1100万円と前々期比倍増の利益を確保し、今2013年3月期も営業利益70億円と前期比20%増を見込むなど、業績はきわめて好調だ。

  アナリスト筋からはEMS(電子機器の受託製造サービス企業)向けの売上高が前3月期の90億円に対し、今3月期は40億円程度にとどまるとして、証券会社の目標価格引き下げが続いていることが調整の要因。

  スマートフォンなどでは精密、かつ複雑な加工が求められており、同社のマシニングセンタの優位性を評価する声は強い。

  4月2日の高値715円から5月18日の安値465円まで、35%もの下げを見た。つれて、PBRも0.7倍にまで低下してきている。株価は底値圏に到達した判断できそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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