西友、節電対策需要で惣菜を強化 涼麺・揚げ物など

2012年5月24日 19:22

 西友は24日、夏の節電、暑さ対策に備え、5月30日より冷たい麺や揚げ物などの品揃えを大幅に強化し、全国362店舗で販売すると発表した。

 エアコンの設定温度を高めにするなど、今年も各家庭で節電への取り組みが進められる中、西友では、手軽に涼しさを味わえる「冷し中華」などの涼麺カテゴリーの品揃えを強化する。昨年、「冷し中華」を258円という圧倒的な価格で発売し、その価格の安さとおいしさが顧客に支持され、涼麺カテゴリーの売上は約15%と大きく伸長した。今年は"ヘルシー" 、"ピリ辛"などの嗜好を取り入れ、「冷しきのこおろしそば」、「冷したぬきうどん」、「冷しねぎチャーシュー麺」、「1/2日分の野菜冷しちゃんぽん」4品目の新商品や、昨年地域限定発売で人気を集めた「冷し担々麺」を全国展開するなど、バラエティあふれた11品目の涼麺を低価格で提供し、節電、暑さ対策ニーズに応える。これにより、涼麺カテゴリー商品の売上を昨年と比べ約10%増やす計画。

 また、夏季は室温の上昇を避けるために火を使う揚げ物などの調理を控える家庭が増加する傾向を受け、西友では、コロッケ、カツ、天ぷら、唐揚げなどの揚げ物惣菜を昨年より約1割多い75品目の品揃えで展開する。併せて、「厚切ロースカツ」を約20円値下げし、2枚498円に価格を変更するほか、現在発売中の大人気の「49円コロッケ」のボリュームを6月中旬から20%増量する予定。さらに7月には、盛夏向け商品として、97円シリーズで「さつま揚串」や子どもに人気の「ハリケーンポテト」など、串にさしたおつまみやおやつにぴったりの商品4品目を新規に投入する予定。これにより、揚げ物惣菜の売上を昨年と比べ約10%増やす計画。

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