【銘柄診断】野村ホールディングスの弱気相場が続くが個人の押し目買い膨らむ
2012年5月24日 16:36
野村ホールディングス <8604> の弱気相場が続いている。今年の高値が3月19日の417円と、日経平均の高値3月27日に先行しているように、同社は株式市場の先行指標となっている存在だ。
従って低迷感を強める全体相場を見れば現在の不振もやむを得ないところ。ただ、そうした中で連日個人投資家が買い越しに動いていることが注目される。
信用買い残が一貫して増加しているように、個人投資家は相場に強気のスタンスで臨んでおり、そうした動きが株価に投影されている。
会社側は今2013年3月期の業績見通しを明らかにしていない。前3月期の株式相場は東日本大震災以後、軟調な動きに終始していたので、今3月期については少なくとも株式市況は前期を上回る活況が予想される。
昨年公表した総額12億ドルのコスト削減計画については、計画通りに削減が進捗している模様で、収益を押し上げる要因となりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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