グリーが「GREE Platform」を刷新、最大153ヵ国へゲーム配信が可能に
2012年5月24日 15:11
グリーは24日、5月23日より、日本で提供するソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「GREE」と2011年4月に買収した世界最大級のスマートフォン向けソーシャルゲームプラットフォーム「OpenFeint」のブランド、ユーザーベース、ソーシャルプラットフォームを統一し、SNSアプリのデザインやユーザーインターフェースを大幅に刷新した「GREE Platform」を、Android及びiOS向けに提供開始したと発表した。
新しい「GREE Platform」は、全世界で2.3億ユーザー(2012年3月末日現在)を有する世界最大級のワンプラットフォーム。ユーザーは世界各国の「友だち」と、ソーシャルゲームなどのアプリケーションやSNSを通じてコミュニケーションを楽しむことができるようになる。また、デベロッパー(GREEパートナー)は最大で153ヵ国にアプリの提供が可能となる。日本以外のGREEパートナー向けにはオープンβとして提供開始する。
具体的には、今回グリーは「GREE Platform」により、全世界のGREEパートナー向けに統一したAPI / SDKを提供する。これによりGREEパートナーは、一度の開発で最大153ヵ国のユーザーにアプリを配信することが可能になる。また、既に日本でアプリを提供しているGREEパートナーは、日本のユーザー向けに提供している自社のアプリを最小限のコストでグローバル市場に展開できる。さらに、より多くのユーザーに利用してもらうために、GREEパートナーは提供するアプリごとに「GREE」内に公式アカウントを作成でき、コミュニティなどを通じて情報提供などを行い、ユーザーの活性化につなげることも可能。
なお、「GREE Platform」の提供開始に伴い、グリーの人気ソーシャルゲーム「Cerberus Age」(日本名:「聖戦ケルベロス」)、「Pirates Age」(日本名:「海賊王国コロンブス」)の2タイトルを、本日よりグローバル市場に配信開始する。また、海外ゲームスタジオで製作した人気タイトルも順次配信を開始する。さらに、GREEパートナーによるアプリを中心に、2012年7~9月期に約60タイトル、2012年12月末までに数百タイトルが順次リリースされる予定。なお、言語については、本日より日英でサービスを開始し、2012年9月を目処に14ヵ国語に対応するという。
そのほか、今回「GREE Platform」上の魅力的なコンテンツをより多くのユーザーに楽しんでもらうために、「GREE」のデザインとユーザーインターフェースを大幅にリニューアルした。また、新着情報や人気アプリなどを紹介するカテゴリーや、「友だち」のプレイしているアプリが紹介されるなど、数多くあるアプリの中からユーザーの興味をひくアプリをより探しやすくしている。他のユーザーからのゲーム内イベントへのリクエストやゲーム招待を通知ボードで確認することや、自分のアプリのプレイ状況などをストリーム上で「友だち」と共有することもできる。