【銘柄診断】サンデンは驚異的な利益回復を見直す、利益水準高く上げ余地残す

2012年5月23日 20:48

  サンデン <6444> は23日、13円安の289円と反落したものの一気の出直り相場に突入してきた。きっかけとなったのは今2013年3月期の好調見通し。今3月期の営業利益については90億円、前年同期比13倍という市場にビッグサプライズを与える飛躍的な躍進予想が明らかになった。これは2008年3月期の107億1500万円以来の高い利益水準。

  従ってPERは6.5倍と、上がってもなお評価不足が際立つ水準である。配当も前2012年3月期の7円50銭を10円に引き上げることで配当利回りも3.3%にアップしてきた。

  国内においては震災からの復興需要や、節電志向による省エネ・環境対応機器の需要増から冷凍・冷蔵などの店舗機器が好調。自動車業界の生産回復を受けカーエアコン用コンプレッサー熱交換器も売上げを伸ばす見通しだ。

  中国・アジアの小売市場拡大に伴う日系コンビニの出店加速により、店舗機器システムは今後売上げが大きく伸びていく可能性もある。見直し相場がもう一段スケールアップの可能性もありそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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