スルガ銀と IBM の裁判、IBM 敗訴の理由が明らかに
2012年5月22日 11:50
ある Anonymous Coward 曰く、
スルガ銀行が日本 IBM に開発を依頼した勘定系システムの失敗を巡る裁判で日本 IBM が敗訴した理由があきらかになった (日本経済新聞の記事より) 。
記事によると、日本 IBM はシステム開発において米 FIS のパッケージソフト「Corebank」を選定したが、1 回目の要件定義の際に Corebank に熟知した人材を投入しなかったため一部の分析が行えず、2 回目・3 回目に改めてこの分析を行うことになったという。また、スルガ銀側はこのシステムを導入するにあたり帳票の削減やビジネスプロセスの変更といった協力もしていたという。
そのほか、要件定義書といった成果物はベンダーやパッケージが変わった場合そのままの再利用はできず、そのため納品済み成果物の価値は認められないとした、という。
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