スカパーやWOWOW、B-CASカード改ざん行為に「厳正に対処していく」と発表
2012年5月21日 21:29
現在インターネット上の掲示板型サイト等において、有料放送の不正視聴につながるB-CASカードの改ざん方法及び改ざん行為の報告が継続的に投稿されていることに関し、スカパーJSATホールディングスやWOWOWは21日、「厳正に対処していく」との見解をそれぞれ発表した。
スカパーJSATホールディングスは、B-CASカードに関わる5月19日付朝日新聞夕刊等における一部報道に関して、「当社グループとしては関係当局及び関係各社と連携の上、厳正な対応をしていく所存」と発表。また、WOWOWも、「当社の有料放送サービスの不正視聴行為については、損害賠償請求を含めた法的措置を検討している」とし、それぞれ不正行為に対して厳正に対処していくとの見解を示している。
具体的には、スカパーJSATホールディングスは、「現在、インターネット上の掲示板型サイト等において、有料放送の不正視聴につながる、B-CASカードの改ざん方法及び改ざん行為の報告が継続的に投稿されていることは認識している」とし、「当該一連の行為は、有料多チャンネル放送全体の健全な普及拡大に大きな悪影響を与えかねず、看過できない」、「本件については、カードの所有権者である株式会社ビーエス・コンディショナルアクセスシステムズ(B-CAS社)より報告を受けており、同社にも厳正な対応を要請している」、「当社の有料放送サービス『スカパー!e2』の不正視聴行為については、損害賠償請求を含めた法的措置を検討している」、「技術的対応については、B-CAS社に検討を依頼している」との見解を発表した。
また、WOWOWも同様に、「現在、インターネット投稿サイトにおいて、有料放送の不正視聴につながる、B-CASカードの改ざん方法及び改ざん行為の報告が継続的に投稿されている事実は認識している」とし、「本件については、カードの所有権者である株式会社ビーエス・コンディショナルアクセスシステムズより報告を受けており、同社にも対応を要請している。また、当社の有料放送サービスの不正視聴行為については、損害賠償請求を含めた法的措置を検討している」との見解を発表した。