【銘柄診断】高速は今3月期もピーク利益更新、調整はやや下振れの水準に到達

2012年5月21日 21:01

  高速 <7504> は4月2日の高値722円からの調整場面。昨年11月の563円から今年4月高値まで、押し目らしい押し目を見せない、しっかりした上昇トレンドを描いてきただけにリズム的にも調整場面が欲しいところである。仙台が本社とあって東日本大震災の影響が一時的にあったが、その後は東北地方の復興景気がプラスとなっている。

  営業利益27億円と前々期比6.3%の減益が見込まれていた前2012年3月期は結局営業利益29億4200万円と前々期比2.1%増益を確保した。それも過去ピーク利益と言う好調さだった。今2013年3月期も営業利益31億5000万円と、前期比7.1%の増益見通しだ。

  同社はスーパーマーケットやコンビニエンスストアで使用される食品包装資材を提供しているが、東北地方の活発な消費が業績を押し上げる要因。東北地区における基盤をより一層強固なものにするとともに、関東・首都圏地域への営業展開を積極的に進める成長戦略を推進している。投資指標からは調整がやや下振れ気味となっていることが明らかだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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