【銘柄診断】テクマトリックスはクラウド取込等により、増収益基調維持を図る
2012年5月21日 21:00
テクマトリックス <3762> (東2)は2月27日の6万9700円を高値に調整局面に入っていたが、ここ下げ渋りの動きに変わってきた。
前2012年3月期の営業利益は従来予想の8億8000万円に対し9億6500万円と前々期比45.9%増へ大幅に上振れての着地となった。その上で今2013年3月期も営業利益10億6000万円と前期比9.1%増が見込まれている。
今回の大震災を契機に企業のITシステム投資が設備の所有からサービスの利用へと変化、それを受けクラウド型サービスが拡大基調にある。
また、スマートフォンなど新しいタイプの情報端末を活用したアプリケーションの受託開発など、アプリケーション分野も順調に推移している。クラウドコンピューティングを実現するために必要とされるサーバ仮想化、ストレージ仮想化、あるいはサイバー攻撃に対応する情報セキュリティなどに注力し、中期的に増収益基調の維持・拡大を図る方針だ。
そうした実態に比べ、現在のPER6倍台、PBR0.7倍は非常に割安感が強い。しかも、配当利回りも4.6%という高さにある。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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