【銘柄診断】トランザクションはファブレスの強みを生かし好業績が続く見通し

2012年5月21日 17:19

  トランザクション <7818> (JQS)は昨年3月17日の安値346円から今年3月28日の1150円まで、ロングランの上昇トレンドを描いた。ここ整理局面を迎えているのも相場リズム調整というテクニカル的な要素が強い。

  同社の特徴は工場を持たず店舗を持たない雑貨製品のファブレスメーカーであること。そうした高い柔軟性と機動性を活かし、顧客ニーズや市場環境の変化に対応した機能性やデザイン性の高い製品の提供を積極的に進めている。

  また、連結子会社である上海多来多貿易有限公司が昨年10月より中国国内販売開始し、中国国内(香港)での展示会へ製品を出展するなど、今後の事業拡大に向けての施策を展開している。そうした流れを背景に今2012年8月期の2月中間決算は営業利益2億円と前年同期比54%増を確保した。

  今8月期通期については営業利益6億7500万円、前期比34.3%の増益見通しが据え置かれている。今8月期の好業績の織り込み一巡感が調整のきっかけとなったかたちで、来2013年8月期の見通しについての明るい展望が出てくるようだと株価にも見直し機運が強まりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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