【銘柄診断】MORESCOは紙おむつ向けホットメルト接着剤の拡大が続く

2012年5月21日 16:29

  MORESCO <5018> は2月23日の高値957円からの調整局面。4月までは高値圏で着実に売り物が吸収される足取りだったが、5月に入り整理色を強める展開となっている。改めて悪材料が浮上したわけではなく、相場全体の地合い悪化から手じまい売りを誘発したものと言える。

  今2013年2月期は自動車関連分野の回復、紙おむつに使用されるホットメルト接着剤部門の好調持続で営業利益14億円と前期比17%の増益が見込まれている。ここ数日来急に円高へ振れてきたことで、先行きの不透明感が嫌気されているようだ。

  今2月期をスタートに中期経営計画を策定したが、最終の2015年2月期には売上げ258億円(今2月期推定217億4000万円)を見込んでいる。そのけん引役となるのがホットメルト接着剤。国内では大人用の紙おむつの需要が拡大が続いているほか、海外では子供用、大人用ともに大きな伸びが期待できる状況だ。PERは7倍台にまで低下してきており、下値不安は薄い。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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