【銘柄診断】米久は自己株式取得に売り方の買い戻しが相乗し高値肉薄
2012年5月21日 10:55
米久 <2290> は21日、13円高の845円と続伸し、5月16日につけた年初来高値850円に肉薄している。同社株は、今年4月23日に発表した自己株式取得で、実際の市場買い付けが進んでいることから年初来高値まで短期2割高しており、つれて売り長で逆日歩のつく信用好需給から売り方の買い戻しも相乗しており、今2月期業績が小幅ながら続伸することを見直し割安ディフェンシブ株買いも喚起されている。
自己株式取得は、経営環境の変化に対応し機動的な資本政策を遂行することを目的としており、取得株式数の上限を150万株(発行済み株式総数の5.64%)、取得総額を10億円、取得期間を4月24日から10月31日までとして実施する。
同社は、単に取得枠を設定するだけでなく、実際に取得を進めており、前回の昨年10月の取締役会決議した自己株式取得(上限167万株)も12月までに約112万株を取得して終了、株価もこれをキッカケに3割超の上値追いとなっており、それに続く自己株式取得となっている。
今2月期業績は、小幅ながら続伸を予想、純利益は14億5000万円(前期比6%増)としている。PERは15倍台、PBRは0.6倍と割安であり、売り方の買い戻し主導で押し上げ効果が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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