【銘柄診断】ユニマットそよ風は国の介護方針に対応し、訪問介護事業を強化

2012年5月20日 15:15

  ユニマットそよ風 <9707> (JQS)は3月16日の1015円の高値から調整場面だが、ここにきてやや整理色が強まる展開。

  前2012年3月期の営業利益は15億5100万円(決算期変更による10ヶ月の変則決算。実質6%増益)と増益基調を保ち、今2013年3月期は営業利益20億5000万円と前期比32%の増益が見込まれている。好決算発表後も株価が反応しないということは、ある程度織り込み済みとの認識なのだろうか。

  今年4月からの改正介護保険法では訪問介護のポイントがアップしており、同社もそうした対応を強化する。高齢者人口の急速な増加という大きな背景を抱えている中、公的介護保険制度については、国が在宅重視の介護方針を明確に打ち出している状況。

  同社も中期的な対策として、デイサービスやショートステイの介護サービスをより一層充実させるとともに、訪問系サービス(訪問介護、訪問看護)の拡充、加えて介護保険外サービスの強化が必要と考え、取組みを強化する。

  現在の株価水準はPER4.8倍、PBR0.7倍と割安。目先筋の売り一巡後はリバウンド相場に転じるものと思われる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【注目の決算発表】秋川牧園は今期の営業利益97%増の急回復を見込む(2012/05/19)
『海外を横目に日本の経済・企業業績を見直す』展開=犬丸正寛の展望(2012/05/18)
【クラウドコンピューティング特集(1)】クラウド普及本格化!各分野に拡大(2011/06/21)
LED照明関連銘柄特集(4)=LED素材関連分野は市場拡大に向けた動きが活発化(2011/05/04)

関連記事

最新記事