【銘柄診断】バイタルケーエスケーHDは業績回復急ピッチ、増額も射程内に入る

2012年5月19日 11:21

  バイタルケーエスケー・ホールディングス <3151> が昨年12月29日の545円を底値に順調な引き戻しを見せてきたが、4月26日の高値752円から調整局面を迎えている。

  前2012年3月期の決算は営業利益が14億5300万円(前々期は7億9200万円の損失)と様変わりの好決算となった。第3四半期まででは営業利益が2億700万円に過ぎなかっただけに、第4四半期の業績急向上はかなり鋭角的であった。そうした上で今2013年3月期も営業利益26億円と前期比78%もの大幅増益が見込まれている。

  2010年の薬価改定時に試行的に導入され、今年4月からの薬価改定でも継続された「新薬創出・適応外薬解消等促進加算」を生かし薬価の維持を図るとともに、他の製品についても適正価格での販売をより一層強化していく。

  5ヶ月に渡り上昇トレンドを描いていただけに、調整一服場面が合っても当然の流れだ。前3月期は第4四半期だけで12億4600万円の営業利益を稼ぎ出しており、はたしてその勢いが続くのかどうか注目されそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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