【銘柄診断】イエローハットは収益の伸び率減が響く、出光との提携に期待
2012年5月19日 11:18
イエローハット <9882> は4月13日の1511円を高値に整理色を鮮明にする展開。5月11日の決算発表では前2012年3月期の営業利益は62億3800万円と前々期比32%増益を達成した。
今2013年3月期も営業利益70億6500万円と前期比13%増益が想定されている。株価評価的にはこの今3月期の13%増益と言う数字が物足りないとの評価になっている。
ここ数年の営業利益の推移を見ると、2009年3月期の2億7900万円から、2010年3月期23億6200万円、2011年3月期44億1400万円、そして2012年3月期62億3800万円と、ものすごいスピードで利益を伸ばしてきたトレンドから見ると明らかに今3月期の数字は業績向上に一服感を与える。
昨年11月には出光興産 <5019> と業務提携を締結、全国の出光系列サービスステーション向けに販路が拡大、その収益のプラスが期待されるところ。
さらに、昨年12月には中国地区及び東海地区における経営地盤と競争力の強化のため、モンテカルロを買収し子会社化した。株価的には今後増額修正でもないと戻り相場は難しそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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