Androidから個人情報を流出させるアプリ、「ウィルスにあたる疑い」で関係先を捜索

2012年5月18日 17:48

RainCat 曰く、 Android OS が搭載されたスマートフォンから個人情報を流出させるアプリが問題になったのは、記憶に新しいところと思います。警視庁は、これらのアプリがコンピューターウイルスにあたる疑いが強まったとして、不正指令電磁的記録供用の疑いで関係先の捜査を開始しました(NHKのニュース記事)。

 問題のアプリは、インストールするとアドレス帳に登録されていたすべての名前やメールアドレス、電話番号などが無断で外部のサーバーに送信されるというものでした。

 捜索を受けた関連会社は、アプリによって流出した個人情報が送られたサーバーへの接続記録があるということです。接続記録があるというだけですので、すべての関連会社がこのアプリに関連しているとは限らないと思われますが、警視庁は押収した資料を分析して、アプリが公開された経緯などについて調べを進めることにしているとのことです。

 Android OS あるいは Android 向けアプリの安全性が求められるなか、今回の件が不正なアプリを作成することの抑止力として働いてくれれば、いちユーザーとしては嬉しいです。

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