【銘柄診断】インテリジェント ウェイブはシステム開発好調で収益回復が顕著

2012年5月17日 21:01

  インテリジェント ウェイブ <4847> (JQS)は、ここへきてやや調整色の強い展開を余儀なくされている。

  5月7日に発表された決算では、今2012年6月期の第3四半期累計の営業利益は9900万円と前年同期比14.4%増益を確保した。カードビジネスのフロント業務ではクレジットカードのオンライン決済処理用のシステム開発受託、ハードウェアなど総じて低調に推移した。

  新しい取組みとして、昨年度よりLinux版「NET+1」の開発を推進し、前3月期初めから販売を開始した。これまで実績を挙げてきているのだが、当初の予想を超えて管理費用が増加している。

  システムソリューション業務は親会社大日本印刷 <7912> (東1)のグループ向け会社のシステム開発受託や証券会社向け情報配信用システム開発が順調に売上げを積み上げた。そして今2013年3月期も営業利益は4億円と前期比24.6%増益の好調持続が見込まれている。

  クレジットカード業界はようやく激動の時期を乗り越えつつあり、同社にとってもプラス要因になると考えられる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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