【銘柄診断】日本メディカルネットコミュは悪材料は織り込むも展開材料難の様相

2012年5月17日 17:04

  日本メディカルネットコミュニケーションズ <3645> (東マ)は3月23日高値1998円から調整局面が続いている。同社の主力はポータルサイト運営事業。主なサイトに、「インプラント(人工歯根)ネット」、「エステ・人気ランキング」、「抜け毛・薄毛対策サイトふさふさネット」などがある。

  震災後の景気低迷により歯科分野、美容・エステ分野の市場回復が遅く、顧客の広告費抑制の影響で採算のよいSEM(検索エンジンマーケティング)事業も売上げがダウンしている。そのため、今2012年5月期は営業利益1億2300万円(前期は単独で3億1800万円)と大幅減益の見通し。

  前期の営業利益は前半の9800万円に対し、後半は2500万円へダウンしている状況に照らすと、来2013年5月期の見通しも必ずしも明るくない。当面の悪材料は織り込んだが、今のところ切り返しへ向けては材料難と言わざるを得ない。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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