【銘柄診断】八州電機は年初来安値に売り込まれるが、明らかに売られ過ぎ水準
2012年5月17日 13:01
八洲電機 <3153> は3月27日の高値407円から二段下げを演じ、5月16日には327円と年初来の安値に達した。前2012年3月期こそ営業利益17億2200万円と前々期比76%の大幅増益を達成した。しかし今2013年3月期は営業利益14億2000万円と前期比17%減益へダウンする点が売り物を誘う要因だ。
国内景気の先行き不透明で同社が置かれた環境が厳しいことが背景。ただ、前3月期の大幅増益は21%の減収下で達成された。収益強化への体質作りが進んでいることを示している。その点、今3月期の売上げは10%増が見込まれており、営業利益ダウンの見通しはかなり慎重なものと推定される。
前3月期は第4四半期だけで10億1400万円の営業利益を計上していることも、増額への期待感を刺激する点だ。ソリューション事業の収益の強化や国内外拠点の拡充、新事業の展開等による事業領域の拡大を積極的に推進し、企業価値・企業規模の向上に取り組む方針である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
【関連記事・情報】
・遠藤照明は連日高値!省エネ関連が好調で為替の影響など受けにくい(2012/05/17)
・パナソニックの悲観人気は行き過ぎ、PBR0.6倍は割安が顕著(2012/05/17)
・【注目の決算発表】常磐興産は純益黒字転換予想で極低位値ごろ株思惑が再燃し急反発(2012/05/16)
・【注目の決算発表】サンドラッグは高値更新、連続最高純益・増配で内需割安株買いが増勢(2012/05/16)