【銘柄診断】ブロッコリーは年々売上げがダウン、反転相場へは手掛かり材料難

2012年5月17日 13:00

  ブロッコリー <2706> (JQS)はゲーム大手各社がコンプガチャの取扱いを5月で終了するなど、ゲーム業界の波乱の動きが連想的な売りを誘っているようだ。ただ、業績面でも厳しい状況に置かれている。

  今2013年2月期は営業利益が3億3000万円と前期比半減の見通しだ。同社はここ数年来、成長のドライバーとなっているエンターテイメントに経営資源を集中してきたが、前2012年2月期は営業利益6億6500万円と前々期比2.4倍増益を確保、安定的な黒字体質への第一歩を記した。ただ、年々売上げが減少する縮小サイクルに入ってきている。

  同社の主要な顧客層はアニメキャラクターやゲームを愛好する中・高校生から30歳までの若者。従ってロングランでヒットを飛ばすのが難しく、それがここ数年の継続的な売上げダウンにつながっている。なかなか反転への手掛かりが見つからないようだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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