【銘柄診断】朝日ネットはクラウド部門の好調続く、大学から企業へ対称を拡大
2012年5月17日 13:00
朝日ネット <3834> は昨年12月以来もみ合い相場が継続しているが、現在はその下限での動き。5月14日に発表された決算は、前2012年3月期は営業利益17億300万円と前々期比2%増益を達成。
今2013年3月期も営業利益は17億7000万円と3%増益が見込まれている。順調な収益アップが続いているのだが、利益水準からは、改めて見直されるほどではないとの見方が支配的になっているようだ。光ファイバー接続を含む高速接続会員が順調に増加している。
また、注力するクラウド(ネット経由)型教育支援システム「マナバ」も、前3月期第3四半期には東京大学大学院、一橋大学大学院など14校に新たに納入、昨年末における累計納入校は前年同期末の55校から85校に拡大した。大学もだが、今後、「マナバ」は、集合研修が難しいグローバル企業を中心に法人需要も開拓する考え。
配当利回りが4.4%にも達しているだけに下値不安は乏しく、もみ合いを継続していくことになりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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