【銘柄診断】セブン銀行はセブン-イレブンの出店増でATMの設置数が増える
2012年5月17日 10:20
セブン銀行 <8410> (東1)は4月26日の高値200円から調整局面を迎えている。前2012年3月期は純利益が172億円と前々期比7%増益を達成した。続く今2013年3月期も純利益は187億円と、前期比8%増の安定した利益の伸びが見込まれている。
セブン-イレブン・ジャパンが2013年2月期の新規出店計画について、過去最高だった2012年2月期(1200店)を上回る1350店と打ち出すなど、新規出店戦略を強化しており、同社のATM設置台数も増加することになる。ただ、ATM手数料に依存した経営内容では成長に限界があるため株価のステップアップも難しい。
ここへきては、ローン事業では貸出極度額を増額してローン残高の増加を目指している。ATMでの取り扱いを開始した海外送金サービス事業も、外国人労働者の潜在的な送金ニーズの強さからは、先ではかなりの収益源に育つものと期待される。配当利回り3.4%は、かなりの下値抑止力になりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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