【銘柄診断】田中商事は広域展開力に強みを持ち、震災需要を着実に取り込む
2012年5月17日 10:20
田中商事 <7619> は4月16日の415円、5月10日の414円でダブル底を形成し、戻り相場を迎えるタイミングに差し掛かっている。同社は電気設備資材の卸売り、ケーブルテレビ用等のコネクタの製造・販売、電気設備工事を主たる事業としている。
復興需要の寄与により前2012年3月期は営業利益5億4000万円と前々期比19%増益を達成した。震災復興関連の需要増を背景に、公共民間などの設備投資が持ち直し傾向を強める方向が予想され、今2013年3月期も営業利益12億300万円と前期比2.2倍増益が見込まれている。
震災需要は今後ロングランで発生することが予想されているが、同社の強みは業界随一の広域ネットワークで営業展開を図っていること。震災需要取り込みに際し、重要なポイントになりそう。
今3月期の好業績見通しを受け株価は底値圏離脱の様相を呈しているが、PER6倍台、PBR0.5倍と上値余地はかなり大きいと言える。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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