【今日の言葉】3月期決算の発表ほぼ一巡

2012年5月16日 09:59

  『3月期決算の発表ほぼ一巡』=3月期決算の発表がほぼ一巡した。東日本大震災、タイ洪水、円高、欧州信用不安などに見舞われた2012年3月期に対し、次期・2013年3月期の企業業績は回復する。大きく落ち込んだ後だけに回復は当然といえば当然である。2013年3月期が単なる企業業績のリバウンドで終わるのか、本格的な回復に向うのかは、まだ定かではない。

  既に、日経平均は8500円前後から1万0255円まで上昇し、相場は企業業績より先にリバウンドをやってしまっている。ただ、日経平均ベースの1株利益は726円程度まで上向いている。ひと頃の450円程度からみれば立派だ。といっても、年初の水準を少し上回った程度にすぎない。

  この1株利益には3月期決算以外のところも含まれるから今後、どれだけ1株利益を押し上げるか楽しみ。1株利益726円をPER15倍に評価すれば日経平均1万円超は見込める。ギリシャ問題に白、黒がはっきりつけば急反発は見込めるところに来ている。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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