【銘柄診断】フィールズはコンテンツビジネスを軸に変革への取組みを進める

2012年5月15日 19:36

  フィールズ <2767> (JQS)は5月10日の安値12万8500円をボトムに急速な立ち直りを見せている。5月9日に今2013年3月期の業績について、営業利益が140億円と前期比64%の大幅増益見通しが明らかになったことが背景。

  前々期比35%の営業減益となった前2012年3月期は震災発生によるパチンコホールの営業自粛を受け遊技機投入を抑制したことが響いたが、今3月期はパチスロ機の需要増・パチンコ機の需要微減という状況に戻る。

  ただ、前3月期の業績については3月に減額修正されており、その際の従来の営業利益見通しが140億円と、今3月期の予想と同水準。従ってただ単に、旧に復するだけと言うことでは高値奪回は難しいかもしれない。

  現在はパチンコ・パチプロ分野の流通主体の展開だが、今後は知的財産をベースにしたコンテンツ企業に変身する取組みを進めている。戦略のコアとなる知的財産の取得では、マンガ、アニメ、映画、テレビドラマ、音楽、ゲーム、スポーツなどの分野で数多くの商品化権を集中的に確保してきており、それらを駆使して今後の業績アップに繋げる方針だ。そうした中期展望の明るさまでも評価された時、相場の居所は変わっていることになるだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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