【銘柄診断】マミヤ・オーピーは今3月期減益見通しに余裕、切り返しを狙う

2012年5月15日 19:34

  マミヤ・オーピー <7991> (東2)は5月11日の決算発表を契機に急落に転じてきた。今2013年3月期の営業利益が27億円と前期比20%減益に見舞われることが嫌気されているもの。ただ、これを仔細に検討してみると、実態は決してそう悪くない。

  前3月期の業績は2月8日に営業利益が21億円から29億円に増額修正され、5月11日には33億8400万円(前々期比72%増益)へ再度引き上げられている経緯がある。

  電子機器事業セグメントでパチスロ機用メダル貸機をはじめとするOEM機器の販売が予想以上に順調に推移したことが前期好業績の背景。今3月期の減益見通しはパチスロ機用メダル貸機が前3月期ほどには伸びないことが前提になっている。

  前3月期のスタート時の営業利益見通しは21億円ときわめて慎重な予想だった。今回も期中増額のパターンを踏襲する公算が大きい。今3月期は減益とはいえ、1株利益は19円と高水準。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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