【銘柄診断】ネクソンは中国の売上げが急増、韓国も高成長持続し今期再増額も

2012年5月15日 18:39

  ネクソン <3659> (東1)が高値圏で頑強な動きを続けている。5月10に発表された今2012年12月期の第1四半期の業績は営業利益が173億8400万円と前年同期比86%増益となった。つれて6月中間決算の営業利益を従来の197億500万円を266億7900万円に増額修正した。

  第1四半期の進捗率は65%に達しており、いずれ再度の増額修正が想定されるところ。新規ゲームタイトルの積極的なマーケティング活動等が響き日本の売上高はやや伸び悩み気味。

  代わって、ネット環境の整備が進む中国で「ダンジョン・アンド・ファイター(日本名「アラド戦記」)」が飛躍的な売上増となり、中国の売上高が151億円と韓国の88億5600万円を上回るほどに急成長を遂げている。

  韓国でも「メイプルストーリー」、「サドンアタック」、「マビノギ・ヒーローズ(日本名「マビノギ英雄伝」)」等好調を持続している。

  スマートフォン、SNS(交流サイト)など、新デバイス、新プラットフォームに向けたタイトルも強化しており、収益基盤の強化が続いている。再び増額期待の買いが盛り上がる可能性もありそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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