【今日の言葉】マーケットはギリシャのユーロ脱退を織り込みつつあるのか

2012年5月15日 11:56

  『マーケットはギリシャのユーロ脱退を織り込みつつあるのか』=欧州が荒れている。通貨ユーロは各国通貨に対し下落、「円」に対しても1ユーロ=102円台へ円高・ユーロ安となっている。

  株式市場も軒並み下げ、NYダウは下値のフシとみられていた4月10日の1万2710ドルを下回っている。原因はギリシャであることは言うまでもない。

  急遽、ユーロ首脳が集まって、ギリシャへの金融支援に変わりのないことを強調した。しかし、マーケットは懐疑的である。ギリシャがこの先、財政健全化を放棄した場合でもユーロ各国は支援を際限なく続けることができるか。

  既に、当事者のギリシャは選挙で緊縮政策に「ノー」の答えを出している。体制を維持しようとする側、無理とみるマーケット。常にマーケットが正しいということではないものの、マーケットはギリシャのユーロ脱退を織り込んで動いているようだ。そうなった場合、その次がどうなるか。「やはり、頼れるはドル」となるのか。見極めにはもう少し時間がかかりそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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