【銘柄診断】システナは利回りを中心とした相場形成に、値固め場面継続が有力

2012年5月12日 10:08

  システナ <2317> は、前2012年3月期こそ営業利益18億2200万円と前々期比29%減益に見舞われたが、スマホやクラウドなどの拡大で今2013年3月期は営業利益28億5800万円と前期比56%増益が見込まれている。ただ、そうした業績回復が株価には反映されない状況だ。

  この2年間で経営の効率化や収益性の高い事業への選択と集中を図り、事業の一部譲渡や子会社の売却などを行ったほか、連結子会社への投資を行ったことなどが前3月期減益の要因。そうした布石を終え、業績は今3月期からステップアップする計画。

  具体的には2015年3月期に営業利益45億円以上を想定している。新商材、新サービス、新コンテンツが成長の柱で、医療、社会インフラ、モバイル利用のエアークラウドビジネス、SNSマーケット等の分野で積極的な成長を図る方針。

  業績をウォッチしながら配当利回り5%をにらんだ利回り相場が想定される。もみ合い場面が継続しそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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