【今日の言葉】ギリシャに見る歴史ある銘柄への投資法

2012年5月12日 10:07

  『ギリシャに見る歴史ある銘柄への投資法』=オリンピック発祥の地、ギリシャで2012年ロンドン・オリンピック聖火の採火式が行われた。白い清楚な衣装に身を包んだ女性たちがテレビに映された。視聴者の多くは、おごそかで格式のある雰囲気と、今、ギリシャが置かれている信用不安の現実にギャップを感じたのではないだろうか。

  ギリシャの内情は、とてもオリンピックどころの話ではないだろう。ユーロから離脱して実力相応の新通貨を採用し経済再建も囁かれている。すばらしい歴史を誇る国がどうしてこうなってしまったのか。歴史があるがゆえにその重みに耐えることができなかったのか。国家だけでなく企業も家庭も継続・存続することの難しさがある。日本でも、このところ歴史のある企業に何かと問題が起きているようだ。

  従来は、迷うことなく歴史ある老舗銘柄は安心できる投資対象だった。最近は明らかに注意が必要となっている。投資に当っては数字だけでない部分、たとえば経営者の立ち振る舞い、社内内紛の噂情報などにも目を向けることが大切のようだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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